FC2ブログ
ちょっとした心遣いと感動と <少しの事>
2006 / 07 / 29 ( Sat )
先日いろんな作業があったのですが、
その中で興味深い事があったので。

プリンタ(エプソン・オフィリオ)を設置する事になったのですが
箱がかなりでかいのです。
私の胸元辺りまである大きさ。
そんな大きな箱からどうやって取り出そうかと
考えたのですが、側辺を切る事にしました。
まあ箱などどうせ捨てますし、上から持ち上げる労力を
考えると一人では到底無理。

そう思って箱の辺を切っていたのですが、
箱の下部に変わったプラスチックの「つまみ」の
ような物がありました。
「なんだろう箱の底面の補強かな?」
そう思っていたのですがちょっと違いました。

切り取った箱の一面を取る時に
そのプラスチックのつまみが取れたのです。
よくよく見るとひねるように作られています。

ここまで書くと勘がいい人とかは分かるのかもしれませんが、
この箱は下のほうのつまみをはずす事で
箱の底が分離して上から取り出さなくても
済むような方法になっていたのです。

060729_box.jpg


大きな物を箱の上から取り出さなくても良いのですごく楽。

で、「何がそんなに感動なの?」と言いますと、
これが表にはまったくでない心遣いだからです。


普通商品を売る上で商品の良さをアピールする事は
どの企業でもやっています。
それで企業が競争するのでパンフやHPにみっちり書いています。
それは商品の良さで選ぶ以上まあ当然だったり不可欠なのですが、
問題は商品を買った以降、取り付け簡単ですよと言いつつ
実は箱が大きすぎて厄介だったり色々細かな癖があったりで、
手間取る事は多いのです。
でももう「買った後」なので文句を言いつつやるしかないのです。
幾らなんでも箱出しに手間取るから
返品なんて言う人も居ないでしょうし。

つまり買った以降のサービスは
あまりたいした利益にならないのですよ。
企業がお金を掛けるのは商品と売上に通じるサービスだけ。
だからあまり視野に入れていない。
もう企業が言う「良い商品」と言う売り文句は形骸化・・・と言ったら
言いすぎでしょうか、仏を作って魂入れずという事を
たまに感じていました。

たったこれだけの事なんですよ。
いや、形にして強度も計算するとかに
なったら色々手間も掛かるでしょう。

「実際作ってみて、取り出すのが大変だからこうした」
別にこれは本体そのものへのサービスでもないんですよ。
言うなれば業務範囲外と言い張ってもいい。
でも言い張られた所で取り出すのは大変で、
不満を残しつつせっかく楽しみにしていても
ぶつぶつ文句を言いながら設置する羽目になります。
設置員が設置しに行きこういう目に遭って
初めてわかるようなこういう部分。

売上には関係ない。
それでもちょっとした工夫と1手間、
心遣い。

それが非常に嬉しく感じる部分です。

完全に工夫し終わって誰でも平然と作業できて、
使う人にだけは何も感じずに普通に通り過ぎていく。

そういう細かい部分の配慮と言うのが
私はすごく嬉しく感じるのです。


以前書いた記事ですがこんなのがありました。
(参照)

「a~k、m、n、p~z、A~H、J~N、P~Z、2~9」

これらはパスワードで使う文字群なのですが、
所々使う文字を選んでいます。
例えば小文字の「aからk」を使っていて、
小文字の「l」は使わないようにしている。

なぜでしょう?
(答えは下に白色で書いてあるので反転してください)

間違いやすい文字をパスワードとして
使わせないように選んでいる=読み間違いが無い


今でもパスワードで変な文字を使わせている所は多いのに
こういう考え方で作っている人も居るのです。

使う人のサービスとは商品の良さばっかりではなく、
使ってみた時に初めて気付いた部分の満足さだと思う。
気付かない人はずっと気付かないかもしれない。
どうでも良いじゃんと体裁だけ取り繕って
時間を過ごす人も居る。

それでも、
やってくれる人はやってくれている。
それが嬉しい。

関連記事



日々 | トラックバック(0) | コメント(-) | page top↑
トラックバック
トラックバックURL
http://hibisousou.blog9.fc2.com/tb.php/2022-3695d101
| ホーム |