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ガンツ総集編「GANTZthe1000」を読む <痛みの表現>
2006 / 11 / 21 ( Tue )
書店で「GANTZ」の総集編が売っていましたので読んでみた。
実はガンツは今まで読みたいと思いつつも
読むタイミングが見当たらずにそのまま過ごしていました。

「変」の時からすごいと思っていましたが、
この独特の空気感とか描写がすごい。
妙に浮いた感覚の中で死という現実の密接さが
あまりにも近い。
「ああもう、何で今まで読まなかったのだろうか」
そう思えるぐらい。

ストーリーはあるにはあるが断片的にしか語られず
主人公達がそれに巻き込まれていく。
映画のキューブを思い出す。

この漫画で感じたのは登場人物たちの
今の世の中そのままの感情の薄さが漂う中、
痛みがはっきり描かれている所。

一番痛かったのはおばあさんとその孫のシーン。
お婆さんがお孫さんを守って立ち向かうも次のシーンで
血だるまのようになる、泣き出す孫、それでも守ろうとして
体を挺するおばあさんの姿。

「もうやめてくれ」
そう思わずにはいられなかった。

痛いという現実感。

ちょうど今自殺ブームのような状況のこの世の中。
何が「痛い」のか。
自殺にまで追い込んだ側はなぜ追い込むのか。
それとは逆のシーンがこの漫画に描かれているのは
なにかの暗示なのか。追い込むほうは痛みを知らない。
そう感じた。


読んでいる時、口の中や鼻の奥が鉄の味がした。
この漫画を読んだ時それを感じた。
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