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「銀と金」読破が止められない。 <ヘビーローテーション>
2008 / 07 / 21 ( Mon )
久々に見返したらすんごい勢いで読み返してしまう。
登場キャラよろしく常に顔が青ざめつつ無口で不敵なまなざしをするような
えらく鬱で重いテンション状態です。

スターウォーズだったらもうシス道一直線的な状態。

マンガナツイチ企画に参加するのであれば、今はもう必ずこれをお薦めする。
好みが分かれるが誰しもが名作とするだろう名作。

何故そこまでお薦めするかというと

・でてくるセリフの重さが尋常じゃ無い。
・でてくるキャラが狂人じみて尋常じゃ無い。

この2つ。

2つとも福本伸行作品には付き物なんですが、
カイジやアカギなどに比べるとまだ若干知名度が低いのも
お薦めするポイント。

福本作品には読者を引き込むための手法(?)として
でてくる魅力的なキャラ、そして天才的な巨魁の悪とか
緻密な計算が出来る冷酷な巨魁とか
すごい黒幕が出てきます。

カイジだと「兵藤」、
アカギだと「鷲巣」、
最近の賭博覇王伝 零では「在全無量」。

それにも負けず劣らずなのが
「蔵前」という人物。

近年SとかMとかそんなちょっと前では口はばかるアブノーマルな
単語を良く耳にするようになりましたが、
そんなレベルではなく一線を画します。

ネタバラシをしたくないので手法は書きませんが

「人格破壊」

その一点を突いた手法には、
強烈な思想を感じ、やり口には常人には発想し難いものが多く、
また行なうのも耳を覆うような物が多く、もはや美学すら感じます。
作品の表現を少し借りるならば

「血はおろか骨まで凍える冷たさ」

この一言です。

出来ればこの衝撃を手に取る事で
味わって欲しい。

マンガのストーリーとして「森田」という普通?の男が
「銀」と名乗る初老に近い男と出会うところから始まります。
銀はいつかこの国の社会、経済を牛耳るため駆け上がろうという
野望を持つ男であり、その大きな野望と深い洞察力、
実行力に魅せられた森田が銀の元に付いて裏社会をのし上がる
ピカレスク・ロマンです。

次々でてくる並み居る悪漢たちを相手に
どう凌ぎ、どう獲るか。
どのように画策し、どのような顛末になるか、
読み出したら目が離せなくなります。

そのような作品はただ暴力を振るうだけとか
見た目の派手さや行動に目を奪われそうですが、
本当の「悪漢」とはこういう事かと思い知らされます。

夏休み40日の間に1回だけ、
そんなぬるい事を言わず第1日目にこれを読んで欲しい。
人生観が変わりますよ。

ちなみにこの作品、
キャラクターの名前(フルネーム)がほとんどでてきません。
きちんとした名前など作中を断片的に拾っていかないと
全然分かりません。
ただ、そんな事はどうでも良くなっていきます。

修羅場を垣間見て一皮向けるような作品。
それがこれです。


蛇足

せっかくなので私的人物考も追記。

今ではカイジやアカギで知らぬ人はほとんど居ない福本先生ですが、

福本伸行自身は「ワニの初恋」とか「最強伝説黒沢」的な作品が
好きなんじゃないかなと思う。

参考リンク
「ワニの初恋」
http://koware.hp.infoseek.co.jp/jyu-goya/comic/wani.htm


ただし売れない。

なぜならマンガとは商業販売物だから。
自分が好きな作品で飯が食えるとなればそれは一番幸せなことだろう。
だがそのギャップのみならず生活に困ってしまった場合はどうか。

ウィキペディアのそのまま引用ではあるが、
アシスタント時代に先生から諭されたセリフも印象的。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E6%9C%AC%E4%BC%B8%E8%A1%8C

その身がすりつぶされるようなジレンマや下積みの中で
自分自身が苦しんで味わった何かがが
今の独特な作風を生み出し、そして面白い内容を作り出している。

さてこの「面白い」とは「どこの」「どういう基準」で決められるのだろうか?
例えば
「いい人が毎日ボランティアなどを行い善行を積んでいく事が面白いのか?」
「ダメな人間がまだダメな事をしでかして怒られて失敗するのを傍から見ているのが面白いのか」
「ローマのコロッセオで奴隷人が猛獣に押しかけられて怪我をしていくのを見世物にしていく貴族のような立場で見るのが面白いのか」

この記事はあくまで「銀と金」の紹介だったため書きませんでしたが、
私個人的には「最強伝説黒沢」は大好きです。
涙なくして読めません。
なぜなら私も持たざる者だから。
持たざるままではいられないという考え方も同じだから。
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